30代独身男の日記

個人的に気になったことをレビューします。

初めてのクリニック開業(業者編)

ブログでクリニック開業について投稿するのはどうなのかな?なんて思ってもいますが。誰かのお役に立ててれば良いなと思い、投稿してみました。

 

以前からクリニックの居抜き物件を買わないか?という話があったが断ってきました。自分には開業なんて早すぎる...と思って。だけど、休みがほとんどなくなってしまい、診療診療!の日々に嫌気がさしたのも事実。勤務医だったが、もう少し自分の働きやすい環境を作って休みを確保したいというのが今回の動機。

 

居抜き物件を買う先生には、必ず信頼できるコンサルタントをつける事をお勧めします。 依頼料は100万ほど。勤務医にとっては高い出費だな〜と思いますが、後々の事を考えると安いものです。 今回コンサルを通さなかった結果、開業後にも色々な出費が出てしまい、100万以上は平気でかかりました。

 

開業することが決まったら、本で調べることから始まります。 アマゾンで良く出ている本は大学の教科書で言う、総論的なものです。ですから、一冊で知識補充は十分とは言えません。ですが、買って損はありません。これ以上の本はありません。それと開業経験された人の話を聞くのが一番良いと思います。(家は3回建てないと理想の家にならない...と似てますね。)開業セミナーなどは一回も参加しておりません。参加するなら診療する方が良いです。

 

開業にちょっと詳しいひとの存在。自分の本業以外で、開業関係について詳しいひとが必ず登場してきます。それは医療機器のディーラーだったり、薬屋さんだったり、内装工事屋さんだったり…。 自分の本業の仕事に関してはプロだと思います。ただ、開業申請のプロではありません。プロとは責任を持ってサービスを提供し、料金を頂く人たちです。自分の本業の片手間にやるひとは、お金を取らない代わりに責任はとってくれません(でも何かは買わされます 苦笑)つまりアマチュアです。しかし、こういう方が意外と主導権を握りたがります。皆さん、お気をつけ下さい。 そして、色々な担当者さんが挨拶にやってきます。何度も足を運んでくれ、信頼を結んでくれるひと、愛想とノリでカバーするひと、新人さん、色気を使うひと…など。独占企業が多いところもありますね。そんな会社は、他分野で生き残るのはかなり難しい。時間の余裕がある方は、必ずコンペを行うようにしましょう。同じ時間に複数の会社に来てもらって、プレゼンさせるのが効果的かもしれません。業者さんからしたら、かなりインパクトありますよね。

 

まず会って話を聞いた時点で「?」「マイナスイメージ」が浮かんだらすぐに担当を変更してもらった方がいいです。どんなに立派な役職の方であっても、相性が悪ければ上手くいきません。特に担当者が「担当者のペース」で運ぼうとする会社は特に注意です。開業する先生が、気持ち良く準備できることを考えて下さい。自分に根拠のない、選択をすることがあります。本当に気分ですね。でもその直感は大事にした方が良いみたいです。診療は理論と経験などを加味して進めていきます。開業準備はそのルールから外れることがしばしばあります。気分で決める事に罪悪感を抱かないで下さい。僕自身、割と溜め込むタイプでしたが…ガンガン言うようになりました。気分というか、センス?で選ぶということも大事です。小生が苦労した点は、「とにかく舐められる」年齢も若いし、見た目も小柄で、ガツガツしていない。でも、ここで担当者の本質が現れます。もちろん仕事で手落ちがあった時には厳しい電話を入れ、担当者を変更しました。

 

1.相性の良い会社、担当者さんをみつけること。

2.居抜き物件の場合は、慣れた専門のコンサルさんをつけること。医療専門でもなく、M&Aの会社に相談するのもありです。

3.自分の直感とセンスを信じる。

4.直近で開業した経験者の話も聞く。

5.セミナーなどはあくまでも成功談を取り上げるが、同じ方法を取って上手くいくとは限らない。

 

開院前日、不安で業者さんに相談する方がいらっしゃるそうです。

開業することになった幸運な先生、自分を信じましょう。